天国とはこころの中にあるもの②
天国とは、どこか別の場所にあるわけでもなくて、
力のある誰かが用意してくれるものでもなくて、
いつでも目のまえに造りだすことが出来るものです。
そして、その時に何よりも大切なのはこころです。
自分自身のこころがどのようであるかがすべてであり、
どのような世界を目の前に表し、
そして周囲に影響をもたらしていくかを決めていきます。
この時に、心理学的な分析から、
「こういう時には、こうしたらうまくいくよ」
「こうしたら幸せになれるよ」などといった方法論によって
意識的、物理的な努力をすることで
叶うこともあるとは思いますが、
残念ながらこれには限界があります。
何故ならば、
人間というものは小手先の何かによって
容易に影響されるほど単純ではないからです。
よく、「優しくなりましょう。」「感謝をしましょう。」
などと言われても、
どこまでも出来なかったり、どこか不自然であったりと
限界や難しさを感じる方も多いのではないかと思うのです。
もちろん私は、この努力が無駄だとは思いません。
しかし、やはり限界があるのだと思います。
特に過去に傷やトラウマがあったり、苦労や困難があればあるほど
そうそう容易に出来るものではないと思います。
優しい人のふりは出来ても、
優しい人になるのは難しいものです。
もちろん、過去の苦労があったからこそ、
優しくなれたり、感謝が沸いてくることもありますが、
これは物事や経験から独自な学びを得て
昇華された後に起こることだと思うのです。
そもそものところ、本当の優しさや感謝とは
心の奥底から自然と湧きあがってくるもの。現れてくるもの。
優しくしようとしてするものでもないし
感謝をしようとしてするものでもありません。
そのため、まずは傷やトラウマ、
困難や苦手を扱う(癒し・成長)ことからはじめましょう。
すべてはご自身のこころ
そして感覚を大切にされてみてください。
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